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2018年12月5日のマーケット・コメント

昨日の米国株急落の犯人

 

昨日のコメントで「米国長期金利が安定している限り米国株の急落はない」とご説明しました。昨日の米国株の急落は、その見方を見事に裏切りました。米国株各指数は3%を超える下落、米国10年国債利回りは一時2.9%を下回りました。また、昨日は特段の悪材料が見当たらない中での急落でした。

 

では急落の背景は何だったのでしょうか。S&P500の日中足を見ると、日本時間の午前2時ごろに2,760を割り込んでから、一気に下げが加速しています。S&P500先物の出来高も急増しています。2,760は200日移動平均線が位置しています。つまり、値動き追従の自動売買運用(CTA)が200日線を割り込んだところで一気に売り指令を出したことが背景だと考えられます。

2018年12月4日のS&P500先物

つまり、何らかの悪材料を織り込んで下げたのではなく、下への値動き自体が機械の売り指令を招き下落が加速した、という状況だということです。激しい売りは昨日1日で終わる可能性が高く、それを見越してなのか、本日の日本株は米国株急落を受けても下げ渋っています。

 

なお、本日発表された中国のPMI(景況感指数)は、事前予想よりも若干強い数値で、市場材料にはなっていません。