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2018年8月2日のマーケット・コメント

FOMC終了

 

昨日(日本時間では本日早朝)にFOMCの結果が発表されました。内容は、「今回の利上げは見送るが、米国経済は堅調であり引き続き漸進的な利上げ姿勢を継続する」というもので、完全に事前予想通りでした。一部懸念された政府からの圧力にも影響されること無く、よほどのことが無ければ次回(9月26日)に今年3回目の利上げを行なうことが示唆されたと思います。FFレート先物から逆算される、市場が織り込む9月、12月の利上げ確率はそれぞれ80%、60%と、変化ありませんでした。

 

FOMCは完全に予想通りだったため、市場インパクトはありませんでした。ただ、昨日の米国市場では新たな動きが2つありました。一つは、日銀決定会合後の会見で、日本10年国債利回りの許容上限を従来の0.1%から0.2%に引き上げるとの発言(正確には発言は0%±0.1%を0%±0.2%に拡大させる、でしたが)を受けて、昨日に利回りが0.1%を越えて上昇した流れから、米国10年国債利回りが5月以来となる3%を付けた事です。ただ、内訳を見るとBEI率は2.14%と6月以降安定推移のままで、3%を明確に越えて上昇する様相ではありません。

 

もう一つは、トランプ政権が合計2,000億ドルの中国製品に対する追加制裁の税率を、10%ではなく25%にすることを検討していると報道され、それに対して中国政府が「米国は貿易をめぐる恫喝と圧力をやめるべきであり、その都度中国は反撃する」と表明し、米中貿易戦争が依然として懸念材料であることが確認されたことです。これを受けて米国株市場では、中国関連銘柄が下落しました。

 

ただ、どちらもすぐに大きな市場変動に繋がる材料だとは思えず、株も為替も債券も従来のレンジを越えて動くイメージは持てません。