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2019年1月25日のマーケット・コメント

個別銘柄に激しい買い戻し-今日でいよいよピークか

 

本日の日本株ですが、日経平均やTOPIXは1%程度の上昇ですが、個別銘柄では買い戻しにより大幅に株価上昇している銘柄が散見されます。売買代金上位で主な銘柄を挙げると、SUMCO(3436)+11.6%、東京エレクトロン(8035)+4.7%、日本電産(6594)+5.7%、村田製作所(6981)+6.1%、信越化学(4063)+4.5%、太陽誘電(6976)+10.1%、ローム(6963)+6.1%、安川電機(6506)+5.1%、SMC(6273)+5.2%、ディスコ(6146)+7.1%、ルネサス(6723)+5.2%、THK(6481)+5.3%、SCREEN(7735)+6.3%、ダイフク(6383)+5.7%、などとなります。

 

これらの銘柄の共通点は「中国からの需要減少による業績悪化懸念から、10-12月期に株価が大幅に下落した」ということであり、主な買い手は新規の買いではなくカラ売りの買い戻しだと思われます。日本時間今朝の米半導体大手インテルの下方修正を受けても、日本の関連企業の株価が下落するどころか上昇で反応したため、一気に買い戻しが進んだということだと思われます。

 

振り返れば1月7日から始まった買い戻し主導相場は、1月15日に一旦ピークを打つも、1月18、21日に再び起こり、1月22日には完全に一巡したかと思いましたが、昨日また買い戻し色が出て、そして今日の強烈な買い戻し相場となっています。2015年10月や2016年7月にも同様の強烈な買い戻し相場がありましたが、どちらも持続期間は3週間でした。今回は1月7日に始まり今日で終了だとすると、ちょうど3週間になり、過去のパターンにはまります。

 

市場では「業績悪化は既に織り込み済み」との解説が聞かれますが、業績悪化の顕在化が始まったばかりで、底打ち反転の時期が見えない現在の状況で、買い戻し以外の積極的な買い手が存在するとは思えず、今日で買い戻し相場が終了かは定かではありませんが、早晩終了した後は、悪材料には株価下落で反応するようになると思われます。下方修正に対して株価が上昇しているからといって、トレンドが変わったと思うことは大変危険です。とは言え、本格的な売りポジションを取るのは、買い戻し相場終了を確認してからです。