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2019年4月11日のマーケット・コメント(2)

安川電機(6506)の業績発表内容

 

本日16時に今回の企業業績発表のトップバッターとなる、安川電機(6506)が業績発表を行ないました。2018年度実績は、会社予想営業利益530億円、市場コンセンサス521億円に対して498億円、注目の2019年度会社予想は、市場コンセンサス487億円に対して465億円(前期比6.6%減)でした。四半期ごとに見ると2018年度の実績は、2018年3-5月172億円、6-8月期133億円、9-11月期111億円、12-2月期81億円と、収益モメンタムは明らかに低下傾向です。(1月10日付コメント参照)

 

受注動向ですが、会社全体では2018年3-5月10%増、6-8月期4%減、9-11月期9%減で、12-2月期17%減、注目の中国からの受注(前年同期比)は2018年3-5月6%増、6-8月期9%減、9-11月期25%減で、12-2月期39%減でした。中間期の会社業績予想が発表されていないので、その程度は明らかではありませんが、受注動向と2019年度の会社予想業績を合わせて考えると、会社は今年半ばからの受注底打ち反転と下期の相当な業績回復を見込んでいると思われます。過去のサイクルでは受注のピークから底までおよそ1年半だった、ということが予想の根拠だと思われますが、今回は過去のサイクルとは違い、通常の設備投資サイクルに加えて「米中貿易戦争」という、いつ終結するのか不明な要因が関わっているため、過去のパターンは当てにならないでしょう。つまり今期の会社業績見通しは楽観的だということです。

 

機関投資家のカラ売り報告でも信用取引でも、かなりカラ売りが入っているため、一段安した後、買い戻しで一旦小反発し、その後本格的な下落という展開を想定します。また、12-2月期の中国からの受注が39%減だったという事実は、最近の市場の根拠の希薄な中国需要底打ち反転期待を払拭するのに十分でしょう。3ヶ月前とは株価の位置も大きく異なりますので、中国関連銘柄の新たな下落基調が始まっていく可能性は高いでしょう。