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2019年5月20日のマーケット・コメント

久しぶりにシカゴ筋ポジションに注目-ドル円調整終了を示唆

 

先週末に発表された5月14日時点のシカゴ筋ポジション(非商業ベース)ですが、円ショートは5月7日時点の117,586枚から97,495枚へ大幅減少、円ロングは25,869枚から35,915枚へ大幅増加となり、差し引きのネット円ショートは91,717枚から61,580枚へ大幅減少となりました。1週間でネット円ショートが3万枚以上減少したのは、2017年以降では2018年3月13日から20日の57,540枚減少のただ1回しかなく、3万枚に匹敵すると言えるのも2019年1月1日から8日の27,309枚減少しかありません。2018年3月も2019年1月もドル円が下落後安値をつけてピークアウトしたタイミングでした。

 

5月7日から5月14日のドル円の動きを振り返ると、5月5日にトランプ大統領がツイッターで2,000億ドルへの関税率引き上げを書き込んだことを受け、週明けの5月6日にドル円が下落を始め、5月13日には一時109.02円まで下落、というものでした。ネット円ショートの61,580枚という水準は、特に少なくはなく、2019年の平均水準ですが、その後109.02円を下回ることなく、本日は110円台を回復していることを考えると、整理が必要なポジションの整理は、5月14日までにほぼ終了した、と見ていいでしょう。

 

ドル円は、現状の110円台回復水準でも、もし再び110円割れがあっても、どちらにせよ買いスタンスで望むべきでしょう。値幅としては、112円を明確に超えるのは期待できない程度だと思いますが、ドルをロングすることによる金利の貰い(スワップ・ポイント)も小さくはありません。(3月28日付コメント参照)もし112円に迫る場面があったら利食い売り、それがあるまでは保有によりキャリーを貰う、というスタンスです。もちろん、110円を再び割り込むようなら、買い下がりです。