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2020年6月29日のマーケット・コメント

米国株主導で世界株は再び下落局面入りの可能性大

 

米国株は、先週水曜日に続き先週金曜日も大幅下落となり、6月半ばの直近安値水準まで下落しました。言うまでもなく、背景には米国でコロナ感染者が大幅増加しており、景気先行きのV字回復シナリオ実現に対する懸念があります。米国以外でも、ブラジルなどの中南米諸国やインドなどの南アジア諸国で感染者数の増加が加速している状況で、今後V字回復期待は更に後退していくことが想定されます。

 

日本株は、感染拡大の再加速が見られないせいなのか、米国株に比べて下げ渋る動きとなっています。ただ日本株も時間の問題で、米国株に追いつく形で下落する可能性が高いと思われます。本日、注目されるのがマザーズ指数の動きです。3月に安値をつけて以来、上昇トレンドをたどり、5月20日に年初来高値を更新してからも、6月半ばの押し目を挟んで高値更新が継続する動きとなっていましたが、本日は明らかにピークアウトの動きとなっています。特に注目に値するのがマザーズ先物で、本日13時前に大幅下落してサーキットブレーカー発動となりました。明らかな変調です。

 

日経平均の下値のフシは21,000円と19,000円です。もし21,000円水準でサポートされるようであれば、現在の「短期投資家しか参加していない先物主導の相場」が継続し、一旦22,000円程度までの戻りがあってから仕切りなおし、という展開が想定されます。一方、21,000円を明確に割り込んでいくようであれば、いよいよ中長期投資家の株削減が始まることになり、20,000円は単なる通過点で一気に19,000円まで下落する展開が想定されます。

 

21,000円でサポートされるのか、21,000円を明確に割り込むのか、が重要なわけですが、米国株が大幅下落してイブニングで21,000円が通過点になるような展開を除くと、事前に21,000円でサポートされるのかどうかはわからず、明確に割り込むことを確認するしかありません。そこで投資行動としては、21,000円でサポートされることを前提に、下落を収益化するポジションを一旦減らし、「1.実際に21,000円でサポートされたら22,000円程度までの戻りがあるという前提で売りあがりの形で徐々にポジションを戻す」「2.もし21,000円を明確に割り込んだらポジションを一気に戻す」という対応が考えられます。2.の場合は、いったん買戻しをした株価よりも安い株価で売りなおすことになりますが、その時に躊躇しないことが重要です。