2013年 2月 26日 (火) |
イタリア選挙-買い場到来
日本時間の本日早朝に、イタリア選挙の結果の第1報が入ってきました。下院では中道左派が過半数を取ったが、上院ではベルルスコーニ陣営やもう一つの右派である5つ星運動が予想以上に得票し、過半数を取った政党が無かった、という結果でした。今後の連立協議次第では再選挙の可能性もある、という事態を受けて為替、株とも世界的に調整しています。
昨日のコメントで、
「もしベルルスコーニ陣営が勝利となれば、ネガティブ・サプライズとなり、ユーロ、株ともに短期的に大幅下落する可能性は高いでしょう。しかし、それでユーロは買えなくなっても、ドル円、日本株への影響は短期的と思われますので、もし明日ドル円、日本株が大幅調整したら、絶好の買い場と捉えたいと思います。」
と書きました。
ドル円に関しては、91円割れまで一気に調整してやや戻った現状の92円割れは、まさに「絶好の買い場」と言えるでしょう。ポジションをまだあまり取っていらっしゃらない方には、ぜひこの機にドル買いポジションを取っていただきたいと思っています。一方で日本株は、ドル円の調整幅に比べるとまだ調整幅が十分とは言えず、もう一段の調整(日経平均11,000円に迫るくらい)を待ちたいところです。ただし、4-6月に想定される上昇相場第2ラウンドを見ているだけ、となるリスクは回避したいので、今週中位にはある程度は買いポジションを取り、3月中にもし押し目があったら買い増す、という行動がいいのではないでしょうか。