2015年 12月 10日 (木) |
ドル円は恒例のポジション整理終了-絶好の買い場到来
昨日、米国市場でドル円は2円近い値幅での大幅調整の動きとなりました。ただし、ドル円をそこまで大きく動かすようなニュースフローはなく、8月24日や10月15日のような、ドルロング&円ショート・ポジションの整理が背景の可能性が高いです。すなわち、今回で言えば原油相場の弱い動きや欧米株の弱い動きを受けて、「リスクオフ(=短期投資家のポジション縮小)」ということで、一気にポジション整理が進んだ、ということだと思われます。
FRBはこの程度の市場の動きで、これまで周到に地ならししてきた12月16日FOMCでの初回利上げを見送るとは思えず、また今回のポジション整理で出尽くしの動きをする可能性がなくなった以上、現在の121円台の水準は絶好の買い場だといえます。今日の東京時間中は、米国市場では出来ずに、まだ整理されなければならないポジションが残っているため、反発力は弱い可能性がありますが、だからこそ買い場だと捉えましょう。