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2015年3月27日のマーケット・コメント

「ミニ」高値圏での急落出現

 

配当落ち日である本日、日本株は乱高下しました。日経平均先物は19,380円で寄り付いた後、高値19,620円までありましたが、後場途中から急落し、安値19,100円までありました。その後200円ほど反発し、昨日とほぼ同水準で引けました。波乱の予兆は昨日の引け後からありました。15時時点での日経平均先物は19,380円でしたが、その後15分間で19,290円まで下落、イブニングの寄りは19,240円で安値19,030円までありました。

 

この動きが以前からご説明している、需給主導の上昇相場の終焉のサインである「ニュースフローの無い中で場中に起きる高値圏での急落」です。今回は昨日も今日も安値引けではなく、安値を付けてから反発の動きをしているので、「ミニ」高値圏での急落とでもよべばいいでしょうか。はっきりと下落トレンドが始まったかどうかは、まだ断定できません。しかし、すぐに下落トレンド入りしないとしても、今後いわゆる高値波乱状態が続き、高値更新は難しい状態が続く可能性が高いです。そしていずれ下抜けするでしょう。

 

しばらくは19,500円近辺から売り上がる形で売りから入り、19,000円に迫ったら買い戻す、というトレーディングが有効だと思います。しかし、もし19,700円の高値を更新してきたら、損切りの買い戻し、19,030円の安値を下抜け19,000円を下回ったら売り直しでしょう。