2015年 4月 7日 (火) |
本日の日本株上昇の背景は追加緩和期待?
昨日に続き、本日も日本株は強い動きをしました。明日の日銀決定会合で追加緩和を期待する声が一部にあるようで、それを先取りした動きであることが考えられます。しかし、4月8日の決定会合で追加緩和が決められる可能性は無いと思われ、明日の決定会合の発表で失望売り、となる可能性があります。
そこで損失を最小限に限定しながら、うまくいけばかなりの収益が出る手法として、250円から500円アウト・オブ・マネーの4月限りプット買いが考えられます。4月限りオプションのSQは今週の金曜日であり、ほとんどタイムバリューがない状態です。例えば4月限り19,250円プットの本日の引け値は41円で、明日の前場にはもっとタイムバリューが減少し30円台になるでしょう。乗数は1,000なので、1枚3万円台で買えることになります。
その4月限り19,250円プットは、もし追加緩和なしを受けて、日経平均が200円下落すれば2倍程度に、400円下落すれば5倍以上になります。オプションの買いですから、損失額はオプションの買いコストに限られます。SQまで時間がない、ということがこの戦略のポイントで、いわば「ダメ元」と割り切れる安い価格でオプションが買えるからこその戦略と言えます。