2015年 9月 29日 (火) |
GPIFの買いは月末日(明日)に集中か?
前回のコメント通り、株はハイボラ、ドル円は120円を中心とするローボラな展開が続いています。ただ、株は今月中はGPIFの買いによる意外高の可能性を指摘しましたが、その予想とは違い昨日今日はGPIFが買っている様子が無く、海外株下落を受けて、本日は先物の安値更新をうかがう展開となっています。
8月下旬以降、GPIFの買いが入っていたと思われる日を振り返ると、GPIFは大幅下落の次の日に買いを入れていた、と思われます。おそらく、運用資金を運用機関の口座に送金する制約などにより、今日の今日には買いに動けない体制にあるのだと思われます。日本株は、先週金曜日は上昇、昨日は配当落ちを加味すれば小幅下落でしたので、昨日今日は買いを入れていない、という事なのでしょう。
GPIFは9月末に向けて日本株を買い増す必要があることは確かであり、また、本日は大幅下落です。月末日となる明日に大量の買いを入れてくる可能性がありますが、これまでご説明してきた通り10月は大幅下落の月になる可能性が高く、もし明日日本株が大幅上昇するのであれば、絶好の売り場です。
ドル円は、日銀の追加緩和かFRBの利上げまでは119-121円という狭いレンジでのもみ合いが継続すると思われ、119円台半ばから買い下がり、120円台半ばから売り上がり、というトレーディング対応しかないでしょう。