2016年 2月 19日 (金) |
株もドル円もしばらくはボックスか
日経平均は、以前のコメントでご説明したとおり、16,000円を挟んだもみ合い(もみ合いというより乱高下ですが。またレンジは想定よりも上下100円大きく15,650-16,350円ですが。)となっています。業績発表も終わり、しばらくは大きなニュースフローもなさそうなので、目先はもみ合いが続く可能性が高いと思います。上がったところをカラ売り、下がったところを買い戻し、という対応が良いでしょう。(買いからは入らない。)
ドル円も同様でしょう。理屈抜きではありますが、円高ドル安の流れで今に至っていることは事実です。111円割れで底は入ったと思いますが、何かを事前に織り込んでドル買い円売りが本格的に行なわれるとは思えず(投資家が積極的にリスクを取れる状況ではないので)、当面は115円が上限と考えるべきでしょう。当面は、ドル円は112-115円のボックスという想定での対応で望むべきだと考えます。
流れを変える「きっかけ」になりそうな最有力候補は、3月10日ECB、3月15日日銀、3月16日FOMCと集中している欧日米の中央銀行の政策決定会合です。ECBは追加緩和、日銀は場合によっては更なる追加緩和、FRBは米国株市場が大きく下落していない限り利上げ、という対応だと思われますので、3月後半は115円を越えて120円に迫る可能性が高いと思います。