レートチェック再び

本日、今週末のG20で米国が通貨安競争をけん制する、という報道などを受けて、東京時間に一気に円高ドル安が進行しました。ドル円は112円割れまで行ったところで、13時5分ごろに突然50銭以上一気に値が飛びました。その後伸び悩んでいることから介入ではありません。レートチェックです。日銀は、前回は2月11日午後9時ごろ111.50円前後でレートチェックを行い、今回は112円割れで行いました。これで日銀の防衛ラインが111円台後半であることが明確に示され、112円より下は売り仕掛けしにくくなったと思います。当面は112-115円のボックス、という見方を維持します。

日本株についても、当面は日経平均で16,000円を挟んで、値動きの荒いもみ合いが続く、という見方に変更はありません。原油やその他の商品価格も、3月半ばに相次ぐ欧日米の中央銀行政策決定会合までは、上にも下にも抜けない、いわば小康状態が続く可能性が高いと思われます。