カラ売り候補銘柄

本日で2015年度は終わり、明日から2016年度に入ります。日経平均の見通しは、4月28日の日銀決定会合までは、16,000円台前半から17,000円台前半のボックス相場継続です。その後、5月には今年3回目となる大きな下落波動があり、14,000円台前半まで下落、6月から7月前半は参議院選挙に向けた期待感などから15,000円台後半まで反発、参議院選挙が終了し4－6月期業績発表がある7月後半から8月には13,000円程度までの下落、と予想します。13,000円の根拠は、日経平均の今期予想EPS1,160円が20％減益で、2016年度予想は928円、それを基にPER14倍です。

これまで何度もご説明していますように、今回の世界株式下落の大きな要因は、景気敏感銘柄中心の世界的な業績悪化です。そこで、今回は珍しく、カラ売り候補となる個別銘柄をご紹介します。下落を牽引する銘柄群です。条件としては、１．時価総額が十分大きい大型株、２．10－12月業績発表で業績悪化が明確に顕在化、３．カラ売りが多く入っていない、です。参考までに、日経平均が直近安値をつけた2月12日の株価からゲンネまでの上昇率、PBR、来期コンセンサス予想PERを掲載しました。このうち、PERは当てにしないでください。来期予想EPSに、十分な下方修正が入る前の数値ですので。どの銘柄をいつカラ売りするかは、ご自身でご判断ください。