2016年 4月 1日 (金) |
GPIF3月末運用状況推計
昨日で2015年度は終わり、GPIFが運用で使用している年度末の各資産運用ベンチマークの数値も確定しました。それらを使って、3月末時点の運用状況を推計しました。
注目の1-3月の運用利回りですが、4%台半ばのマイナス、金額にして約6兆円強のマイナスだったと推計されます。2015年12月末時点で-0.37%でしたから、2015年度通算では5%弱のマイナスだった、と推計されます。
3月末の推計組み入れ比率ですが、各資産の市場変動に加え、主体別売買動向やこれまでの買い増しペースから、日本株を2.5兆円、外国債券を0.5兆円、外国株を1.5兆円それぞれ買い増し、その分円債と現金を減らしたとすると、3月末の推計組み入れ比率は、日本株23.3%、外国債券14.5%、外国株23.3%となります。日本株の基準組み入れ比率25%までの、いわゆる買い余力は約2兆円強と推計されます。