2017年 11月 28日 (火) |
シカゴ筋ポジション続報-まだポジション整理余地は大きい
米国の祝日の関係で、週末ではなく昨日に11月21日時点のシカゴ筋ポジションが更新されました。円ショートは11月14日時点の185,346枚から166,984枚へ減少、円ロングは49,347枚から44,382枚へ減少、差し引きのネット円ショートは135,999枚から122,602枚へ減少しました。さすがにドル円下落を受けてポジション整理が入ったという状況ですが、122,602枚という水準は今年でいえば、11月14日時点の135,999枚、11月7日時点の127,848枚、7月18日時点の126,919枚に次ぐ高水準です。まだまだポジション整理の余地は大きく、ドルショート継続のスタンスを維持します。
ドル円と米長期金利との関係ですが、現在ドル円は111円ちょうど、米国10年国債利回りは2.325%ですので、2.3%=110.625円となります。やはり前回コメントでご説明したように、2.3%=110.50円に向けて水準訂正が進行している、と考えられます。ドルの買い戻しは110円トライ水準から109円にかけて買い下がりでいいでしょう。北朝鮮攻撃などの外部ショックが無い限り、金利の低下余地は2.20%程度と考えられますので、もし109円を割り込んで行く動きになったら、シカゴ筋ポジションの整理進行状況を見ながら、今度はドルロング構築するタイミングを計るべきと考えます。(気が早い話ですが。)