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2017年7月31日のマーケット・コメント

シカゴ筋ポジション続報-ポジション整理はいまだ進まず

 

先週末発表の7月25日時点のシカゴ筋ポジションですが、円ショート・ポジションが7月18日時点の164,338枚から149,507枚へ減少したものの依然高水準、円ロング・ポジションは37,419枚から28,018枚へ減少、差し引きのネット円ショート・ポジションは126,919枚から121,489枚へと小幅な減少に留まりました。7月18日から7月25日の間、ドル円は円高ドル安進行だったことを考えると、ポジション整理はほとんど進んでいない、と言えるでしょう。

 

7月26日のFOMCを受けて更に円高進行し、先週金曜日には北朝鮮のミサイル発射で一段と円高進行していますので、ある程度のポジション整理は進んだ可能性が高いと思われますが、1週間前にご説明したように、

「ドル円の押し目買いは、シカゴ筋のポジション調整が確認されるか、あるいはドル円の急落反転があり、ポジション調整がピークアウトした可能性を示唆する値動きになるまで控えるべきでしょう。逆に、もし112円台以上にドル円が戻るようなら、トレーディング・ショートのポジションを作りたい状況です。」

というスタンスを維持します。