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2018年1月11日のマーケット・コメント

111円前半からはドルショート利食い開始

 

火曜日の日銀国債買い入れ減額をきっかけに、円高が進行しています。現状水準の111円台前半からは、トレーディングでのドルショートの利食いを始めるべきと考えます。理由は以下の通りです。

 

1.ドル円が下落、昨日は米国株も小幅下落だったにもかかわらず、米国10年国債利回りは2.56%と高止まりしたままであること。

2.日本10年国債利回りは0.067%と、上限とされる0.1%までの上昇余地は限られること。

3.まだ市場全体がリスクオフとなる兆候は見られないこと。

 

1月12日に発表される米国CPIや米国小売売り上げの内容次第で、110円トライまで円高ドル安が進行する可能性はありますが、買い下がり対応で臨み、もし110円を割り込む動きになるようであれば、今度はトレーディングでのドルロングを検討すべきと考えます。113円台に戻るようなら、そこは再びトレーディングでのドルショート機会です。