日経平均はトレーディング機会
昨日は、中国政府による民間景気対策や減税案の発表という「口先介入」と、おそらく政府系資金による「実弾介入」の双方で、中国株は予想を超える大幅高となり、日本株も連れ高の動きとなりました。昨日前場の安値から後場の高値まで、日経平均は400円上昇しました。一転して本日は、昨日の欧米株が弱かったことで下落して始まり、さらに中国株が下落で始まると日本株の下落幅は拡大し、前場引け時点で日経平均は22,000円に迫る水準となっています。
10月19日のコメントで以下の様にご説明しました。
「ポジションの偏りがなくなったことで、目先は新たなニュースフローがない限り、レンジを上にも下にも抜けず、レンジの中での値動きの荒い展開が想定されます。日経平均で言えば22,000-23,000円でしょう。先物ないしは指数連動ETFを使ってトレーディングをするのであれば、22,000円に迫ったら買い、23,000円に迫ったら売り、という対応です。」
この見方を現在でも維持しており、ドル円が112円台で安定している状況で、現状の日経平均の水準はトレーディング機会だと考えられます。
ただし、
1.トレーディングが得意な方だけが行なえばよく、普段トレーディングを行なわない方は無理に参加する必要はないこと。(中期トレンドは「下落」であり、レンジを抜けるとすれば下)
2.あくまでもトレーディングであり、500円程度の値幅が取れたら欲張らずに利喰うこと。
3.今後業績発表が本格化し、中国関連銘柄を中心に景気敏感製造業は業績懸念が広がることが想定されるため、トレーディングは日経平均先物か日経平均連動型ETFでおこなうこと。
にご留意ください。