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2018年2月1日のマーケット・コメント

1月FOMC終了-予想通り政策変更なし

 

昨日、イエレン議長にとって最後のFOMCが終了しました。事前予想通り、政策変更はありませんでしたが、声明で「経済情勢がFF金利のさらなる漸進的な引き上げを正当化する形で改善されている」とされ、前回まではなかった「さらなる」という文言が追加されました。これは3月利上げに向けての地ならしだと思われますが、すでに3月利上げは完全に織り込まれており、市場変動要因にはなりませんでした。

 

FF金利先物から逆算で求められる、市場が織り込む今年の利上げ回数は2.76回まで上昇しています。昨年末時点では、FOMCのドットチャートでは今年3回の予想が示されていましたが、市場が織り込む利上げ回数は2.06回でした。次の注目点は、3月21日のFOMCで年4回利上げの可能性をどの程度押し出してくるかでしょう。

 

ドル円は、米国株の下げ止まりの動きを受けて、NY市場でじりじり上昇し、東京市場では109円台半ばまで上昇しています。しかし、これでドル円が底打ち反転したとは思えません。まだ、円ショート・ポジションの投げきりの動きがないからです。何らかのドル円の弱材料を受けて「投げきり」の動きが出るまでは、従来のスタンスを継続すべきでしょう。108円台から安値を決め付けず、ゆっくり買い下がりです。なお投げきりの動きが出るまでは、すでに買えている価格帯を重複して買うこと(例えば108円台半ばを2回以上買うこと)は控えましょう。