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2018年2月2日のマーケット・コメント

高値圏でのボラティリティ上昇は波乱の入り口か

 

今週は日米ともに株式市場が、日中で見ても日々で見ても乱高下しました。今週の動きを振り返ってみます。まず日経平均ですが、1月30日337.37円安、31日193.68円安、2月1日387.82円高、2日211.58円安と、方向感のない大幅上昇下落となっているだけではなく、日中に短時間の急落が何度もありました。1月29日昼休みから後場初めに先物が170円急落、30日もほぼ同時間帯に250円急落、31日は14時ごろから引けにかけて240円急落、本日2日は10時10分からわずか20分間で180円急落しています。NYダウは、日々での大きな動きは29日の177.23ドル安、30日の362.50ドル安しかありませんが、日中での値幅は31日は約290ドル、1日も約290ドルありました。

 

そのような動きを受けて、米VIX指数は1日引け時点で13.47ポイントで、1月30日には15.42ポイントまで上昇する場面もありました。相場が落ち着いていたころの10ポイント前後の動きとは、明らかな変化が見られます。このような「高値圏でのボラティリティ上昇」は、大幅下落波動の前に見られることが多く、このまま米国長期金利の上昇が続けば、早晩米国株が大幅下落波動に入る可能性があります。そうなれば日本を含めて世界同時株安になることは確実であり、中途半端な水準での押し目買いは大変に危険だということをぜひご認識ください。

 

ところで、日本10年国債利回りが今朝0.102%まで上昇したことを受け、日銀は0.11%での無制限指値オペを行ないました。これで日銀が出口に向けて金利水準調整を考えているのではないか、という疑念は十分に払拭されたでしょう。しかし年初来のドル円は2.6%下落、同期間でドル・インデックスは3.7%下落ですので、今年のドル円下落は円高によるものではなくドル安によるものだといえます。日銀の指値オペ発動で、ドル円が底打ち反転してトレンドが変わったとは言えず、ドル・インデックスの反転を待つ必要があるでしょう。まずは今週末に発表される、ドル円が大きく下落した後の1月30日時点のシカゴ筋ポジションに注目です。