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2018年4月2日のマーケット・コメント

ほぼ「消滅」したシカゴ筋のネット円ショート・ポジション

 

先週末に発表された3月27日時点のシカゴ筋ポジション(非商業ベース)ですが、円ショートが3月20日時点の69,901枚から60,212枚に更に減少、円ロングが47,902枚から56,544枚へ増加、その結果差し引きのネット円ショートは21,999枚から3,668枚へ大幅減少となりました。3月20日時点の21,999枚はトランプ大統領当選後、2016年11月29日にネット円ロングから269枚のネット円ショートに転じて以来の低水準でしたが、3月27日時点で更に低水準記録更新となりました。

 

この状態は、需給が拮抗し、ポジションの投げによりドル円レートが大きく動き状態ではなくなったことを意味します。ポジションの投げによる更なる円高ドル安進行のエネルギーはもはやなくなった状態であり、今後も105円近辺がサポートとして機能し、105円を大きく割れるリスクはほぼなくなったと見ていいでしょう。

 

また、FRBによる継続的な利上げにより、日米の短期金利差はかなりひらいてきており、円ロングには金利差分のキャリーコストが発生することを考えると、この水準から順張りで円ロング・ポジションが積みあがって行くということも考えにくく、逆にちょっとした円安ドル高材料が出てくれば、キャリーが「貰い」になる円ショートはポジションが取りやすいと言えます。材料が出るまでは現状の106円台を中心に小動き、何らかの円安ドル高材料が出れば、まずは108円回復、そして108円回復できれば110円トライ、という見方を維持します。

 

株は新四半期入りに伴う資産配分変更の売りが出るかどうかが目先の注目点です。3月30日は欧米がイースター休暇だったこともあり、今日の日本株ではそのような動きは見られません。しかし、今日の米国株からその動きが始まる可能性がありますので、要注目でしょう。