2019年 7月 12日 (金) |
安川電機(6506)続報
今日説明会を行なうのではなく、昨晩アナリスト向けに最高財務責任者(CFO)が電話会議を行なったようです。以下、電話会議に参加したあるアナリストからの、内容の要約です。
「電話会議での注目点は、①中国の受注環境は、在庫調整や季節要因を背景に3月以降回復に向かったものの、5月後半から米中貿易摩擦を背景に再減速している、②欧米需要も中国需要の減速を背景に、遅行する格好で悪化、底が見えていない様子、③ロボットは、自動車および一般向けともに案件は豊富だが、受注に結びつかない状況にある、④今2Qからの受注回復を想定、通期計画を据え置いた。」
注目点は、
1.中国からの受注は3月以降一旦回復したものの、5月後半から再減速。
2.欧米からの受注も悪化が続いており、底が見えない。
と受注環境は底打ち反転の時期が見えない、という点です。
にもかかわらず、「会社は足元からの受注回復を想定し、通期見通しを据え置いた」とのことですが、根拠のない楽観論と言うしかありません。昨日のコメントで指摘した、昨年10月の受注底打ち見通し発言という「前科」もあり、市場が受ける印象は良くないでしょう。
売り姿勢継続で問題ないことを確認します。