2020年 10月 2日 (金) |
トランプ大統領夫妻コロナ感染判明
本日14時数分前に、トランプ大統領夫妻がコロナ検査の結果陽性だった、との報道があり、株は急落しています。米国大統領がコロナに感染しても、世界経済への直接的な悪影響はありません。ただし、以下の影響が考えられます。
1.トランプ大統領は検査結果が2回陰性となるまでの間、隔離生活となる。選挙活動に大きな支障が出るほか、政治運営にも支障が出ることは確実。追加景気対策の取りまとめも遅れる可能性がある。
2.濃厚接触者に当たるホワイトハウス関係者は感染検査を受けなければならず、結果判明まで自主隔離、もし陽性の場合は隔離生活。濃厚接触者が何人になるのかわかりませんが、少なくはないはずです。
3.米国時間9月29日夜に行なわれたテレビ討論会の際には、すでに感染能力があったと思われ、討論会参加者であるバイデン氏は濃厚接触者となり、検査を受ける必要が出てくる。検査の結果陽性の可能性もあり、その場合、両候補ともに隔離生活。
4.もしトランプ大統領が重症化した場合、ペンス副大統領が大統領代行となるが、大統領選挙を控えたこの時期に重大政治決定を行なうことには、民主党も世論も難色を示す可能性大。政治運営は事実上ストップする。
現在、米国株時間外先物は、3指数ともに2%程度の下落となっています。今晩の米国市場でどのような反応になるか注目ですが、上昇材料ではなく下落材料であることは間違いないので、注目点はその「程度(下落率がどのくらいになるか)」でしょう。