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2020年11月18日のマーケット・コメント

過熱の解消が始まったか

 

本日の日経平均先物12月限りは、イブニングの引けが26,000円だったのに対し、8時45分の寄り付きは25,920円と安寄りし、その後も断続的に下落して25,720円まで下落して、現在は25,700円台でのもみ合いとなっています。昨日のコメントで、まずは「上げ止まり感の台頭」を経て「大きく下落しないうちに売る」という行動が始まり、最終的には急落により過熱感が解消される、とご説明しました。今日の動きは「大きく下落しないうちに売る」という行動が始まった可能性がある、と見ていいと思います。

 

今年6月にピークアウトから急落に至った動きを、詳細に振り返ります。高値を付けたのは6月8日(先物の高値は6月5日のイブニング)で、6月9日は寄り付いてから10時ごろまでに250円下落するも、その後はもみ合いとなり後場には日銀のETF買い入れ期待からほぼ全値切り返し、6月10日は前日のイブニングで大幅下落していたものの日中に300円切り返し、そして6月11日の後場に急落でした。ダマシ的な動きもありました。高値を付ける前の6月4日には前場に500円急落するも、後場に300円戻すという展開でした。

 

昨日今日の値動きで「上げ止まり感の台頭」の段階に入ったことは間違いないでしょう。つまりもはや26,210円の高値更新はない、ということです。現在TOPIXは0.75%下落なので、このまま行けば後場に日銀のETF買い入れがあります。今日ここまでの展開は6月9日と同様です。はたして、今日も後場戻して同じ展開になるのか、後場に今日の安値を更新して更に下落するのか注目ですが、私は今日の後場は戻す可能性が高いと思っています。ただもしその予想が当たるようなら、今日の引けは絶好の売り場でしょう。

 

追記:TOPIXは0.57%安まで戻ってきました。もし下落率が0.50%を下回るまで戻り、後場に日銀のETF買い入れが入らないようであれば、後場一段安の可能性が浮上します。

 

追記2:結局TOPIXの前場引けは0.53%安だったので、後場に日銀のETF買い入れが入っているはずですが、後場はもみ合いに終始しました。日銀のETF買い入れを口実に上値を買う投資家がいなかったということであり、市場が過熱の解消をほんのりではありますが意識し始めたと言えるでしょう。その後、14時20分頃に「東京都のコロナ感染者数が過去最高の493人」との報道を受け急落、もみ合いを下放れ今日の安値を更新しました。あとは今日の米国株が下落で終われば、世界的な株式市場の過熱解消に向かうでしょう。