2020年 6月 16日 (火) |
日経平均22,000円台は売り増し
昨日の米国株は、大幅下落で始まったものの、FRBによる社債積極買い入れ開始表明を受けて大幅に戻り、結局前日比プラスで引けました。それを受けて本日の日本株は大幅反発しており、日経平均は22,000円台回復となっています。米国株市場では、足元の株価下落をまだ「押し目」だと思って買いを入れる人が少なからず存在するようですが、日本株市場では昨日後場の急落を見て、現状の22,000円台回復の局面を「押し目」と捉える人はずいぶん減ったはずです。つまり、22,000円台を買い上がる動きが続くとは思えません。
米国株も冷静に考えれば、NYダウは6月11日に1,862ドルの大幅下落の後、6月12日は477ドルの上昇、6月15日は158ドルの上昇にとどまっており、しかも昨日は寄り付きは800ドル近い下落だったわけで、決して強い状況ではありません。米国株をはじめ世界株が本格調整局面に向かうのは時間の問題だと思われ、現在の日経平均22,000円台は売り増し機会と考えます。