2020年 6月 23日 (火) |
日経平均は400円急落後500円急騰-やはり相場は末期症状であることの証
本日の日本株は、昨日の米国株上昇を受けて上昇して始まりましたが、米中貿易交渉の米国側担当者のナバロ大統領補佐官が「米中貿易交渉は終了した」と発言したことが伝わると、先物主導で急落しました。日経平均先物は22,600円から一気に22,200円割れまで、400円の急落でした。その後、トランプ大統領が「米中貿易合意は何も損なわれていない」とツイッターに書き込んだことを受けて、今度は先物主導で一気に22,690円まで500円の急上昇となりました。上昇も落ち着き、現在は急落前の水準で推移しています。
前回のコメントでもご説明しましたが、このような急落、急騰は、現在の相場が下落局面の始まりである証です。急落後急反発したのだから強い相場だ、ということでは決してありません。前回のコメントの
「先物の売り建てや、現物口座しかお持ちでない方は1357などのインバースETFの購入により、ぜひ株価下落を収益化していただきたいのですが、もし機敏に動くことが可能であれば、相場の乱高下を利用してポジション調整(ポジションを下落時に減らし、上昇時に増やす)をお勧めします。」
を強調します。現状の日経平均22,500円近辺の水準は、下落から収益を得るポジションを増やす好機だと思います。