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2021年11月25日のマーケット・コメント

11月3日FOMC議事録-状況次第で柔軟に対応する方針を確認

 

昨日11月3日FOMCの議事録が公表されました。そこには「総じて、インフレ率が2022年中に顕著に低下すると引き続き予想している」とされながらも「多くの参加者は、高インフレがより根強く続く可能性があることに言及した」とされ、今後の金融政策変更はインフレ動向次第であり、あらかじめ決まったスケジュールがあるわけではないことが確認されました。

 

また「何人かの参加者は、インフレがFOMCが目標とする水準を上回る状況が続いた場合に、FOMCは資産購入ペースを調整し、利上げ開始時期を現在想定する時期から早める準備を整えるべきだと主張した」とあり、クラリダFRB副議長、ウォーラー理事、セントルイス連銀のブラード総裁などの、次回12月15日FOMCでテーパリング加速に関する議論を行なうべきだとの発言と整合的です。

 

今回の議事録で、11月22日付けコメントの

「もし12月15日FOMCでテーパリング加速が決定されなくても、加速決定の条件や加速の手法に関して議論されることは確実で、市場ではテーパリング加速とその後の(早期)利上げの可能性の織り込みが進行するでしょう。」

という見通しが裏付けられたと言えるでしょう。

 

昨日発表された10月の米個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)は、前月の+4.4%(年年同月比)から+5.0%と、CPI同様に伸びが加速する結果となりました。12月3日の雇用統計と12月10日のCPIが、更に伸びが加速する内容となれば、12月15日FOMCでテーパリング加速が活発に議論され、決定される可能性が高まります。