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2021年12月13日のマーケット・コメント

米CPIは事前予想通りで楽観的市場反応-今週FOMCに向けて戻り売り姿勢で

 

先週金曜日に発表された注目の11月の米CPIですが、前年比では事前予想と同じ+6.8%、前月比では事前予想の+0.7%をわずかに上回る+0.8%でした。食料とエネルギーを除いたコアCPIは、前年比は事前予想と同じ+4.9%、前月比も事前予想と同じ+0.5%でした。この発表を受けた米国市場の反応は、それほど大幅ではなかったものの株高債券高となりました。S&P500は小幅ながら史上最高値を更新しました。事前予想を上回る数値を覚悟していたところ、事前予想通りでほっと一息ということでしょう。

 

前年比で+6.8%という水準は、1982年以来の高水準であり、FRBのテーパリング加速にブレーキを掛ける要因になるとは思えず、15日FOMCでは市場コンセンサス通りにテーパリング加速が決定されることはほぼ確実となりました。

 

また、今回のFOMCではドットチャートも更新されます。現在の市場コンセンサスは、「来年3月にテーパリング終了、その後2022年内に2-3回の利上げ、2023年にも2-3回の利上げで、FFレートの次のピークは1.5%」となっています。なお、9月に示されたドットチャートでのFFレートの次のピークは2.5%でした。今回示されるドットチャートが、市場コンセンサスよりもタカ派的(利上げが継続的に行なわれることを示唆する内容)だった場合、市場は悲観方向、つまり株安債券安の反応となると思われます。

 

前回のコメントでご説明した2つのシナリオのうち、米CPIを受けて楽観的反応となりましたので、今週の日本株は日本時間木曜日早朝のFOMCに向けて、戻り売り姿勢で臨むべきと考えます。