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2021年5月31日のマーケット・コメント

日経平均のチャート-75日線に注目

 

日経平均のチャートを見ると、昨年3月のコロナショック以降、75日移動平均線がサポートとして機能してきました。昨年7月末、昨年10月末、今年3月半ばと、3度に渡り75日線で下落が止まり、今年4月21日には75日線を明確に下抜けたものの、その後は反発基調となり、5月6日には75日線を再び上回りました。しかしその後の下落で75日線を大幅に下回りました。

 

チャートの重要な法則として「それまでサポートとして機能していた水準を明確に下回ると、今度はその水準が抵抗線になる」というものがあります。今回で言えば75日線が抵抗線になる、ということです。先週金曜日は、27日のMSCI入れ替え終了以外に材料のない中、日経平均は大幅上昇となりましたが、日経平均先物は29,200円で蓋をされた動きとなり、明らかに75日線(現在29,248円)が抵抗線として意識されていたと思われます。今後も75日線を超えられず再び下落基調となれば、下値めどとしては200日線(現在26,690円)が意識されるでしょう。なお、その水準は昨年12月にもみ合った水準でもあります。

 

25日線にも目を向けてみると、5月13日に25日線が75日線を下抜ける、いわゆるデッドクロスとなっています。昨年5月末に、25日線が75日線を上抜いて以降、ずっと25日線は75日線より上で推移してきました。それを踏まえると、今月のデッドクロスも相場の流れの変化を示唆している可能性が高いでしょう。

 

以上を総合すると「日経平均は75日線が抵抗線となり26,000円台半ばまでの調整」をメインシナリオとして、もし75日線を明確に上回ってくるようであれば様子見に転じる、という対応でしょう。