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2022年8月2日のマーケット・コメント

ドル円は4営業日で7円も下落-ポジション整理はそろそろ終了か

 

先週のFOMCを受けて以降、ドル円はFOMC直前の137円台半ばから本日の130円台半ばまで、4営業日でほぼ7円の下落となっています。前回のコメントでもご説明しましたが、今回のFOMC声明および声明発表後のパウエル議長の発言に「ハト派シフト」の要素はまったくありません。にもかかわらず、ドル円がこれだけの値動きをしている背景は、ドルロング(円ショート)に偏りすぎた短期投資家のポジション解消だと思われます。

 

これまで何度かご説明してきましたが、ポジションの解消(リスクの解消)は時間をかけずに、半ば機械的に行なう行為です。今日で130円という大台割れに迫る値動きとなったことで、ポジション解消はほぼ一巡した可能性が高いと思われます。また、フィボナッチ・チャートを見ると、押しの最大目標である「安値から高値までの38.2%下落」の水準が129.75円です。言い換えれば、129.75円でも下げ止まらなければ「トレンドが変わった」ということになってしまいますが、トレンドを変えるような材料は何も見当たらない以上、129.75円は下回らない、ということになります。

ドル円フィボナッチ20220802

今週末の米雇用統計が堅調な内容で、さらに週末発表される8月2日時点のシカゴ筋ポジション(非商業ベース)で、円ショート(ドルロング)ポジションが激減したことが確認されれば、来週以降は再びドル円は上昇基調(円安ドル高進行)に回帰すると考えます。